人気ブログランキング |
<< 生温い師走の始まり 「バレなきゃいい」 >>
パリに住まなきゃ意味がない。

昨日、師走ついたちの土曜日。
お仏蘭西では先の土曜に続いて第二回目のパリはシャンゼリゼ通りを中心にした黄色いチョッキ運動の集会、デモ行進が実行されました。第一回目の「暴動」と呼んでもかまわないかもしれないほどの騒動でしたから、昨日の第二回目もある程度の先週と同様であろう騒ぎを想像はできましたが、先週はシャンゼリゼの坂の下の方で大騒ぎとなり、今回はシャンゼリゼの坂の上の方での騒動となりました。シャンゼリゼの坂の上の方とは凱旋門がござるあたりです。今となってはなぜ凱旋門周辺で騒ぐことを政府やらパリ市が甘く眺めていたのか不思議ですが、運動実行者側が凱旋門をまるで乗っ取ったかのような状況となり、あの凱旋門にいたずら書きだけでなく、凱旋門そのものの彫刻を破壊するに至ったのでした。

いや~、テレビ画面の向こうとは言え、その様子にガイジンのあたくしは(既に死語でしょうけれど)ドン引きでした。私はおそらく共和国内で最も地味な零細県庁所在地の、外環道の際に住んでいるので、ガソリン税高騰には文句たらたらであり、黄色いチョッキ運動には同情しています。が、彼らがパリだけでなく、各地の公共物や店舗をデモを理由に破壊している現実にはなんら共感を覚えません。今日まで十日近く、共和国内各地の黄色いチョッキ運動の活動報告をテレビ画面を通して見てはいますが、ココのいくつか前のエントリーにもつぶやいたとおり、日数が増えるにつれて参加者がハイになっている?お祭り騒ぎはたまたパーリー状態?と集会先の様子に疑問を持ち、先週末と昨日のパリ集会の破壊行為を見て、彼らの精神状態はどうなってるのかね?とそぼくな疑問を持ったのです。この件も歴史上の過去の出来事のなんらかにリンク付けできるというか、あの破壊を嬉々と実行するひとびとを傍観しているとどうしても「ああ、だから大革命がこの国であったのね」と妙に私は納得しました。それも高学歴の方々にしてみれば、「ま・ここっとって本当に・・・(失笑)」でしょうけれど、どうにも国王を処刑したり、新政府に従わないひとびとを残酷に迫害したご先祖様からのDNAが今に未だ生きているような気がしてなりません。でも、これまた以前、ココで書きなぐったとおり、仏蘭西と言う国はアングロサクソンやゲルマン、スラヴなど民族で語ることは既にできない共和国民構成です。にもかかわらず、まるで大革命当時もこういう騒ぎ方だったのでは?とリンクできるとするならば、それはもしかして仏蘭西語の何かがひとびとの心理に作用するのか、それとも教育なのか、ガイジンの私には何の手掛かりもありませんが、もしかしたら社会学の先生方はそういうあたりからもアプロオチしていらっさるのかもしれません。

こういう破壊行為を眺めても微塵も同情できないし、「私も一緒に壊したい」と私が思えないのも、私自身が「武士の娘の孫」でもない馬の骨だからですね。あんな破壊をしての結果って何か見えますか?私には上から嘲笑しながら冷たい目線を向けるひとびとしか目に浮かびません。

昨日の騒動では凱旋門からほうぼうにのびるシャンゼリゼ通り以外の大通りでも黄色いチョッキ運動参加者が破壊行為を実行したとのこと。私のように田舎のはずれでテレビ画面からパリの様子を見てこんなエントリーをしたところでこれまた「巴里の日本人」方には冷笑されて当然です。すみません。

タイトルにした「パリに住まなきゃ意味がない」というのは、前世紀の終わりに私が江戸城お堀端の会社に通っていた当時、同時期にどういうわけか地球はこんなに大きくて広いのに仏蘭西に長期滞在することになった女性が私を含めて複数おり、南仏に向かう私を前にパリに移住する女性がそれは美しいお顔ですずやかにおっしゃった一言です。今回の黄色いチョッキ運動騒動でも、ひと昔前のサルコぢがおっさる「ラカイユ」騒動でも、パリに住んでいなければ何も真実は見えない、事実はわからないのでしょう。

では、この辺で。

le 2 décembre 2018, Vivien

by ma_cocotte | 2018-12-02 20:55 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(2)
Commented by al_lamia at 2018-12-02 22:31
日本でもTV報道されてました。
ああ、これが〜〜〜と、多分 TVを普通に観てる
視聴者は 何故? なんで?とピンとこないでしょう
私は此方のブログを拝読して
ウン!ウン!と見ておりましたが
其れにしてもいい、海外はデモ=暴動が多いですね
日本では、そんな事したら 相手側に口実あたえる
掠奪なんて❗️ まぁ、火事場泥棒と言いますから
多少の事はあるでしょうか・・・です
エウロッパも、気をつけないと❗️ですね
Commented by ma_cocotte at 2018-12-05 20:32
+ al_lamiaさま、こんにちは。
本当にデモなど抗議集会が暴動に変化してしまうこと、それが常?の仏蘭西ですね(あくまで私個人を中心にした視点ではありますが) 今週末もまた抗議集会がありそうだとか、非常事態宣言を政府が出すのかとかいろいろ既に見聞していますが、昨日の夕方、首相が税制改革について6か月先送りすると発表し、その6か月先に国政選挙があるとかないとか・・・なんだろね、仏蘭西っちゅう国は?と。私個人はこういう暴動にはまぢ、ドン引きです。なんの同情もおぼえまへんでw
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
<< 生温い師走の始まり 「バレなきゃいい」 >>