<< 時間間違いが転じて、 ひとり、そしてまたひとり >>
そういえば、そうだった。
昨日のおフランスは Le 14 juillet る・きゃとーず・ぢゅいえ、フランス革命記念日の国定祝祭日でありました。バスティーユが陥落した日ですね。

とは言っても、市井では朝市も開かれていれば、国定祭日なのに開店している店舗も多く、お昼過ぎに閉店する店もあれば、通常営業に近い形で開店していたお店もありました。

私の記憶が正しければ去年までのキャトーズ・ヂュイエの日は町中がし~んとして、10時過ぎた頃に市役所前で役所と軍関係者が集まっての式典が行われ、太陽が沈んですっかり暗くなった23時頃に各市町村で打ち上げ花火を挙げるのが基本でした。
ところが、です。
今年はこの日にお店が開いていたり、前日13日から町ではお祭り騒ぎや花火もあがり、もし町の式典にも、恒例の花の都お巴里はシャンゼリゼーの軍事パレードの生中継も見なければ、普通の週末で過ぎ越してしまうような雰囲気でした。

私の記憶が正しければ昨年までのキャトーズ・ヂュイエと言えば、軍事パレードが終了後、リュクサンブール宮に移動した大統領閣下に国営放送France 2 と民放の雄TF1 を代表するニュウスキャスター二人がインタビューし、13時からのニュウスで生中継されたはずですが・・・これも、
なくなってすまった。ヽ(`Д´)ノ
サルコぢ大統領閣下によりますと、特別話したいことは何もないのだそうです。個人的にはなくても、共和国民のためには何か一言くらいあっても良いと思いますが、閣下が「ないっって」とおっさるならインタビューも成り立たないでございますね。昨年まで40分以上、シラク氏がお話になったのは単におしゃべりだったという理由ではないでしょうに。
しかも、去年まではキャトーズ・ヂュイエ軍事パレード後のガーデンパーチィはリュクサンブールだったのに、今年はエリゼ宮。夜のニュウスでサルコぢ閣下がこれから行われるキャトーズ・ヂュイエ記念コンサートの舞台前で簡単なインタビュー。こんなインタビューを見るくらいなら、その後行われたミシェル・ポルナレフのコンサートの生中継を放映して欲しかっただよ。

そーそーそー。
ついでに昨年までのキャトーズ・ヂュイエの恩赦も今年はなくなってしまったのでした。

ったく、なんだかなー、な、キャトーズ・ヂュイエでした。
私はココんちの仏蘭西びと♂の従妹がシャンゼリゼーの軍事パレードで行進することになっていたので生中継は見ましたが、木の十字架合唱団によるラ・マルセイイェーズに感動し、今年のテーマだったEU各国の軍人による行進を見ては、イタリアの軍人さんの正装の美しさにため息、ポーランドの軍人さんの行進が100%ソヴィエトスタイルの独特な足の動かし方に気づかされたり、キャトーズ・ヂュイエの午前中は例年のごとく楽しむには楽しんだんですけれど。

なんかキャトーズ・ヂュイエの一日が過ぎて、ふと思ったのはもしセゴ姐が大統領になっていたら、去年とほぼ同じ伝統を持ち込んだ一日だったのではないかなー、と言うことです。

サルコぢがいったいこういう小細工をひとつひとつ実行することで仏蘭西共和国をどうしたいのかまだはっきりしたものは見えてきませんけれど、この大統領にとってお仏蘭西の革命記念日なるものをどーお捉えにならしゃっているのか脳みそを覗いてみたいところです。
b0070127_17235333.jpg
ついでに昨日おったまげたのは軍事パレード後のお昼ごはんにDSK(デエスカ、Daniel Strauss-Kahn の略)がよばれたことですわね。前回のエントリーでちらりと書きましたが、まっさかサルコぢはPSのお庭からDSKという華まで摘み取ろうと考えてらっさるのでせうか。
すげーなー、親父、やるな。щ(゚Д゚)щ

le 15 juillet 2007, Donald
[PR]
by ma_cocotte | 2007-07-15 17:27 | 『夏』 Rien de special | Comments(6)
Commented by romarin at 2007-07-16 01:00 x
こんにちは。

Strauss-Kahnは経済畑では相当な切れ者らしいですね。
ですから、FMIの有力候補ですが、もし彼が選ばれると、
ニューヨークに行かないと行けなくて,しかも任期が5年とか聞きました。
そうなると、次期大統領選挙に彼が出ることは出来なくなるわけです。

社会党の有力な人たちを次々にゲットしてしまう力はどうやってできるのか。
カリスマ性があるとしか考えられません。

あまり怖がるのは不必要かもしれませんが、不気味な感じです。
Commented by valvane at 2007-07-16 17:27 x
全然よくわかっていないのですが…
サルコジさん、人気らしいですね。65%のフランス人が、サルコジ大統領に満足しているとか。
次々と大物を引っこ抜けるのも、サルコジさんに何か惹かれるものあってのことでしょうし、大物を仲間に巻き込めたら、政権も安定するでしょうね。
フランスの外からなので、本当に具体的なことは知りませんし、雰囲気も伝わってきていないのですが、ちらちらっと漏れ聞くところでは、こんな風に思いました。が、何か不気味さを感じさせるところがあるのですか?
Commented by ma_cocotte at 2007-07-16 22:13
> romarin さま、

  >社会党の有力な人たちを次々にゲットしてしまう力は
  >どうやってできるのか。

私の独断と偏見かもしれませんが、DSKについてはサルコぢの母方の
人脈ではないか、と思います。シモーヌ・ヴェイユとの協力もそうです。

何と申しましょうか、今年の14 juillet を過ぎての印象は本文にも
書いたようにセゴ姐の方がこれまでの伝統に従った一日を作った
だろうな、ということです。サルコぢが移民二世であることを思い知らされた
気がしますね。 彼がゆくゆく何を狙っているのかと考えると私も不気味です。
Commented by ma_cocotte at 2007-07-16 22:20
> valvane さま、

  >大物を仲間に巻き込めたら、政権も安定するでしょうね。

う~~~~ん、これはどうでしょうか。
彼が院政をしく与党UMP党員から不満が出ると思いますが。
サルコぢが公約でかなり極右的思想も絡めていたので、彼は極右政党を
ほぼ撲滅状態にしました。その一方でアンチ極右のPS(フランス社会党)
より左派の人物を心変わりさせるというのは??? 選挙戦の間、社会党
が強い私の地元では理由なくサルコぢは恐ろしい人物だから投票しては
ならん、という噂が流れましたが、その延長に「不気味さ」があるかも
しれません。
・・・・というか、社会党がダメなんですよ。それはセゴ姐が大統領候補に
選ばれた時からわかっちゃいたんですが、党員ももうちょっと真面目に
なるべきです。
Commented by ぴよよん at 2007-07-19 17:03 x
ずいぶん遅れた書き込みですが…
今年からずいぶん様変わりしてしまったようですね。
さるこぢさんは伝統的な過ごし方をムダと思ったのでしょうかね。
でもなーんか、そういうのって寂しいような…部外者のたわごとでしょうか。
Commented by ma_cocotte at 2007-07-19 20:58
> ぴよよんさま、寂しいですよね。ヾ(T_T)ノ゙ ヾ(T_T)ノ゙

様変わりも様変わりです。何もかも変わった、変わらなかったのは
軍事パレードの順番だけではないでしょうか。
穿った見方をすれば、サルコぢがアピールしたいことはクドいほど
アピールされ、サルコぢが無視したいことは根こそぎ消去された
ような感じです。13時のニュースで7月の陽光の下での大統領への
生インタビューというのは私には楽しみのひとつだったのに、サルコぢ
いわく「話したいことは何もない」ので恒例インタビューもなくなって
しまいました。寂しい。

サルコっていったい共和国をどうしたいのでしょうね。
昨日からは教育問題でもService minimal なんてことで話題になっています。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
<< 時間間違いが転じて、 ひとり、そしてまたひとり >>