<< 夏らしい夏は... ε= (´... そういえば、そうだった。 >>
時間間違いが転じて、
福となす。
きょうの始まりはそんな感じでした。というのも、
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きょうはNotre Dame de Mont Carmel 、つまり《カルメル山のマリア》さん ↑ の祝祭日なんですけれど、日本國の某かみのけてんてん教会におかれましては昨日、お祝いが行われたと漏れ伺ったので、そんぢゃ、ココんち地元の女子カルメル会でもお祝いのごミサが開かれるのかな、と思い、地元の小冊子を見たら、月曜日は午前11時よりごミサとある。寝坊したものの、「行くのよ、自分」で支度を整え、午前10時40分頃、カルメルに行ってみたら、

し~~~~~~~~~~~~~~ん


まさに天使が貨物電車のごとくずーっと通りっぱなしの状態で、高い塀の向こうの建物の窓は開かれており、そこはかとなく抹香のような匂いも漏れて来ておりました。が、聖堂への通用口は固く閉ざされ、これから30分未満にごミサが行われる雰囲気はまるでない。しかも通用口横には月曜日のミサは18:30からと記されていました。この手の案内書と実際の指定時間が異なるというのはココに限ったことではございませんので、こういう事実に出っくわして呆れるのは私においては数年前に日常化してしまっております。このカルメル会には小さな売店もありますが、そこの入口も固く閉ざされ、しかも7月30日まで休業と紙が貼ってありました。ただ、その横の小さな呼び鈴に「ご用件のある方は2度呼び鈴を押し、そのままお待ちください」とありました。カルメル会は何事においても厳しいことで有名なので、おそらく
呼び鈴を一度押しても三度押しても無視され、
二度押すことを守った子羊には開門してくれるのだろう
と妄想し、二度押して、ぢぃっと門前で直立していました。呼び鈴の音はクラシックな音でした。ほどなくガチャンという大きな音がして、ごかいも~~~ん♬♫ 驚いたことにドアの向こうはお店ではなく中庭となっており、その奥からお仕事着のシスターが現れました。何を言って良いかわからなかったのでとりあえず、
Bonnes fêtes, ma soeur ぼん・ふぇっとぅ、ま・すぅる
祝祭日おめでとうございます、シスター
と申し上げたところ、みるみる笑顔になり、「まあ、まあ、どうもありがとう」と。そしてきょうのごミサは特別に夜7時からで、パリから巡礼途中の男子カルメル会士と共にごミサを捧げることを教えてくださいました。世俗も出席できるのだそうです。更にシスターから「あなたはカルメル山の聖母のご絵を持っていますか?」と質問されたので持っていないと返答したところ、建物の中に戻ってご自身の祈祷書の、しかもきょう7月16日の項目に挟んであった一枚のご絵を取り出し、私の手に乗せ、私の両頬にBises ビズ、くちづけしてくださいました。
ぢわーっと、感動。ヾ(T▽T)ノ゙
こちら ↓ がその、シスターからいただいたご絵なんですけれど、
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文章冒頭のカルメル会装束の《カルメル山のマリア》さんと比べるとどこか正教会のイコンちっくにも見えるので「現場もん」かと思いきや、裏を見るとフランスはピレネー山脈麓の聖地ルルドにある青年のキャンプ場聖堂に飾られているご絵なのだそう。私がぼーっと手の上に乗ったこのご絵を眺めていると、シスターから「右の聖エリアは当然だけれど、なぜ左に聖女ベルナデットがいるのだと思いますか?」と質問パンチが飛んできました。
来たな、問答。ヽ(`Д´)ノ
と身構えましたが、なんと聖母が最後にベルナデットの前に現れた日が7月16日、1858年の7月16日だったのですよ。

щ(゚Д゚)щ これには驚いたあ щ(゚Д゚)щ



珈琲いらずで目がパッチリ覚めたって感じぃ。
まあ、その後のベルナデットの人生を思い出してみると、ベルナデットはカルメル会への入会を希望しても断られてしまったという経緯があるのですが、こういう面から光を当ててもこりゃ奇跡認定太鼓判バンバンだったのだなあ、と思い知らされるわけで。きょうもまた
「知る喜び」。___φ( ̄^ ̄ )
シスターのお話ではご自身は受付の仕事をあずかっているので私とこうして話せるけれど、他の修道女方は沈黙を守っており、聖堂も聖俗を分ける柵があるので心して置くように、とのことでありました。
Oui, ma soeur うっい~、まっすーる
と、脂と筋だらけの子羊は返答しました。
今宵、ごミサを覗いてみようかと。意外にも地元のカルメル会はコンテンポラリーがお好きだったりするのでちょっと不安なんだけれど。ま、一年に一度のお祝い日だ。楽しみ。

le 16 juillet 2007, Notre Dame de Mont Carmel




✝ 行って参りましたわよ ✝ キャラメル山のマリアさんのごミサ。

ほら、ドアの向こうに幽霊があああああ。
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嘘。 キャラメル、いえ、カルメルのおにいさんたちです。


私はごミサが始まる19時直前にカルメル会に到着したのですが、私の横を通り過ぎたバン一台。中はキャラメルカラー一色。
とっころがです。カルメル会の敷地に入ったところ、車から降りたおにいさんたちの格好が上半身はキャラメル会のフード付き装束で、なんと腰で終わり。下半身はベージュやグレーのおズボン。今は21世紀、
新しい装束のお誕生でございますかね?ヾ(`◇´)
ごミサはやっぱりいつもの近未来なカルメル会聖歌。琴のような、チェンバロのような不思議な楽器を用いるのです。ごミサの最後にSalve Reginaを唄いましたが、その後、シスターお二人がギターとフルートで演奏したのは新鮮でございました。はい。
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時代考証に悩む一枚をだうぞ。(^_^)


この8人のキャラメルブラザーズはパリのカルメル会の方々でスペインのセビリヤまで大テレーズ巡礼の途中に寄ってくださったそうです。Bon voyage!( ̄人 ̄)
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by ma_cocotte | 2007-07-16 23:51 | 『?』なKTOりっくん | Comments(12)
Commented by max at 2007-07-17 03:26 x
〉 ベルナデットはカルメル会への入会を希望しても断られてしまったという経緯があるのですが

 ・・このパターン。入会を断った後で、その人が聖人にでもなろうものなら断った修道会が御絵を作ったりなんかして・・・。確か、聖ジェンマ・ガルガーニも御受○会に入会を断られたのではなかったでしょうか?聖マリア・ゴレッティも聖ジェンマ・ガルガーニも御受○会の会員ではありませんが、ローマのスカラ・サンタを管理する御受○会の教会が聖マリア・ゴレッティの聖遺物を売っていました・・但し聖遺物の売買は禁じられていますから、あの金額は何だったのだろう?2人の聖人を指導したのは、御受○会の司祭って書かれてありました。閑話休題。断っておいて、その後聖人になったら御絵に組み込まれてしまった聖ベルナデッタ・・・たまたま御出現と祝日が重なっただけ・・って言うかなぁ。
Commented by あぐねす at 2007-07-17 21:12 x
そうそう、かみのけてんてんで、毎年ごミサあるけど、何せ平日だから
いまだかつて覗いたことはないーのです、是非、来年こそは、なーんちゃって。とりあえず、来月の狙いは、聖母被昇天の、カペラのマイスター率いる聖母兄弟団のグレゴリオ聖歌のミサですけど、平日だし無理かな...

いただいたご絵、ちと怖いけど、レアものですねえ、いいなー。

けど、下半身は普通の服ってのが笑えます!足元まで気を遣わないとねー。てんてんとこの、土曜日の晩課はまだ、かるめるーっ!て雰囲気をかもしだしてるかもですよ。サルヴェ・レジナのときゃ、白いマント羽織って
登場するし、あるお祈り(忘れたけど)のときの鐘がまた良し。

同じカルメルや、トラピストでも、国によって厳しさって違うんでしょうか、
仏に居るときは、たまにメール・ベルクマンスのいたトラピスチヌス修道院のミサにでるけど、柵なしだし、売店じゃ話できるし、けっこう外部との接触ありで日本のとはイメージが大違いだけど。あと、カルメルっぽいシスターが、駅で公衆電話して、迷子になった男の子のことで電話してたり..





Commented by ma_cocotte at 2007-07-17 22:38
> max さま、

いただいたご絵はルルドの聖域内にある小聖堂に掲げられている絵なので
ルルドのカルメル会聖堂のものではないのです。
フランス司教団の意向に沿ってのご絵だと思うのですが、手元にある
ベルナデットの伝記にも最後のご出現はカルメル山の聖母の祝日に
当たった、と書かれているので多分、偶然重なったとは考えていない、
寧ろ聖母がその日を選んだと考えたいのかもしれませんね。
ベルナデットの持病はかなり重かったのでカルメルも断らざるを得なかった
と思いますが、もし彼女を受け入れて彼女がルルドにずーっといたとしたら
相当ストーリーが変わっていたような気もします。
でも、ヌヴェールに入会したからとて、ベルナデットに与えられた仕事は
重労働には間違いありませんでしたけれど。小テレーズの人生と
比較すると面白いですよね。
Commented by ma_cocotte at 2007-07-17 22:50
> あぐねすさま、今年のかみてん(← 略すなヽ(`Д´)ノ のキャラメル聖母の
ごミサ(← 略すなヾ(`◇´)ですけれど、一日前倒しで15日に行われた
らしいですよ。(もつろん16日にも行われたけれど)

ご絵はピーディス(爆笑)にまたも背教者と罵られそうな図柄でございますが、
おフランスはイコンやコプトちっくな絵が最近お好きのようですね。
もわいえん・あーじゅのリヴァイヴァルヒットも起こりそうな気配です。ぶらヴぉ。

続く。
Commented by ma_cocotte at 2007-07-17 22:51
きょう午前中に地元の神父さまとお目にかかったのでキャラメルファッションの
話題にもなったのだけれど、神父さまも下半身パンタロンには爆笑なさっていました。
が、神父さまの説明だと男子カルメルは司牧も行っているのでそういう
装束もあるのだそうです。女子の場合、かるめりっとはべねでぃくたーんより
戒律が柔らかく、男子の場合はべねでぃくたーんの方がカルメリットより
厳しい(一歩もお外に出られなーい)なんですって。

地元のカルメル会は近未来聖歌を好んで唄います。琴とチェンバロの
ハーフのような楽器で音取りをして斉唱するのだ。パリーの男子キャラメル
もとまどってたぞなも。聖歌を抜けば普通の典礼だからいつもの節で
みんなでハモれる。男子キャラメルの低い声は良かったたい。
やっぱコレですよね。

あのキャラメルマント、欲しいかも。ベネディクターンのサイズの合わない
白装束もほぢいあるね。
Commented by max at 2007-07-18 03:00 x
やはり、日本の男子観想会は海外の観想会と比較して緩和されているような気がしてなりません。また、同様におなじ海外でも国によって厳しい国もあれば、そうでもない国もあるように思います。日本のカルメル会は活動会と同様に小教区を持っているのでは?また、シトー会(トラピスト)の神父様も外に結構出ています。KFC買ってきたりして・・。まぁ、しかし、同じ戒律を持ちながら、緩和された雰囲気を持つ修道院もあれば、そうでない修道院もある。さらに言えば、結局は個人個人の信仰に依るような気もします。厳しく守ろうと思えば、そう出来ますし、自由にしようと思えばある程度までなら、自由にしてしまう、してしまえるように思えます。しかし、これは部外者の私見。
 そう、7月15日付のカトリック新聞にトリエントミサに関して出ていました。マルセル・ルフェーブル大司教は破門宣告されたことも書かれていましたが、彼等は未だに「破門されたことはなく。聖職停止です」と言っています・・・懲りない面々だ。
Commented by ma_cocotte at 2007-07-18 04:13
> max さま、かみのけてんてん教会は小教区だったかも、です。

  >結局は個人個人の信仰に依るような気もします。

私も何となくそんな気がします。
この生活をどう捉えているのかも重要ですね。
例えば、外の人間が「あの中は厳しい」と思っていても、中にいる方々には
厳しいとさえ考えてなかったりします。お目にかかった時の修道者の表情で
伝わるものがあるなあ、とも思います。笑顔の美しい人が多いな、という
のが私の漠然とした印象ですが(観想であれ、司牧重視であれ)
フランスでは男子ベネディクターンもカルトジオ(シャルトルー)が究極ですね。

で、モツ。
ピオX会の言い分とカトリック側の言い分がまったく違うのはフランスでも
一般各紙で大きく取り上げられていましたよ。ピオXが主張するこのモツが
ピオX会のためだという希望的観測の根拠は?
インターネット版カト新ですが、先日一新されたのはよろしいのですが、
訃報欄を拝見できなくなったのが海外在住者としては悲しいです。
再び見れるようになると良いのですが・・・。
Commented by max at 2007-07-18 04:37 x
 ベネディクト会もカルトゥジオ会も古い修道会ですし、新しく興す修道会の会則もこれらを含めた既存の会則から選ばなければなりません。会憲はまた別ですが。
 カトリック新聞社の新しいHP・・訃報のコーナーはまだあったような気がしました。
 ピオ会に、どう転んでも勝ち目はないと思うのですが・・・。今回の教令はピオ会にのみターゲットにして発布されたものではありませんが、彼等は自分たちのためにと思っているのでしょうね。これと共に、信徒の中にも懐古主義的な、雰囲気的なものに憧れてラテン語のミサ、ラテン語聖歌・・と言ってるのだと思いますし、また、聖座も彼等がそのラテン語の意味を理解して言ってはいないというのが大半であることを知っています。復古主義、懐古主義の声の産物にピオ会が乗っただけのこと。彼等が非カトリック、反カトリックであることには違いがありません。信徒はもっと勉強しないといけないと思いました。
Commented by ma_cocotte at 2007-07-18 20:51
> max さま、フランス国内には滞在できるベネディクターン施設が
多々ございますので、ぜひぜひ。maxさんは無条件受け入れ対象者で
ございましょーし。(^_^) ウラメシヤ~

カト新の新しいHPですが、訃報欄を拝見することができなくなってしまいました。
涙です。真面目に海外に住んでおりますと、週一、訃報欄を確認するだけ
でも帰天された方々のエピソードなどから学ぶことも多く。どうか訃報欄
がインターネット上で拝読可能になりますよう。( ̄人 ̄)

続く
Commented by ma_cocotte at 2007-07-18 20:59
> モツとピオの件ですが、
欧米も日本ほどではないにしろコンテンポラリーなリズムのごミサが
行われたり、インカルチュレーションの行き過ぎの問題で世俗がついて
いけなくなっているのも事実です。で、第二ヴァチカン以前というより、
JPIIの御世初期くらいの典礼(フォークミサやエキュメニカルすぎるもの
ではなく、いかにもカトリックらしいもの)への回帰を願う人が多いと
思われ。
欧米でピオXを指示するというのは典礼うんぬんより第二ヴァチカン否定
が第一前提である、ということを忘れちゃならんと思います。つまり、こうして
カトリックがピオVミサの名誉復権したところで、そのスタイルを好む信者が
ピオXによる礼拝に出席し続けるなら、第二ヴァチカン以前の「異教排他」や
「差別主義」などを受け入れているということだ、ということですね。
1980年台後半からカトリックのミサが大きく変わったことについての
反省も聖座自ら認めたことになると思います。

「バランスが大事」というのは地元のフランス人のフランス司教団所属司祭
の意見。私もそう思います。
Commented by max at 2007-07-18 21:21 x
 本当でした。カトリック新聞社のHPは一新されてしまっており、以前に比べてゴチャゴチャがなくなってすっきりしました。訃報のコーナーもなくなっていました。そのかわり、新規購読者勧誘にポイントを置いているのも一目瞭然(笑)。時によったら、紙面の半分が広告の時があります。広告を読むために買ってるんじゃない!と思います。記事も一時、ちゃっちい記事ばかりで・・・晴のにいちゃん(50)もあっちこっちの雑誌に記事が出ていますね。どうしてこのような方をお選びになるのでしょうね?不思議です。主日の福音解説もお粗末なかた(聖書の勉強していない方。鹿児島で騒動になったXマス説教をした神父様の説教を引用した司祭)さんなどですね。晴の兄ちゃんも書いています。読む気もしませんが。このようなレベルではなく、もう少しましな紙面にしないと購読者は増えることもないでしょうね。

 〉ピオX会の言い分とカトリック側の言い分がまったく違う・・・云々
の詳細を教えて頂ければ助かります。
Commented by ma_cocotte at 2007-07-19 03:06
>max さま、本当です。
担当司教さまが代わられたからでしょうか。
一回一テーマしか読めないのは・・・というか、私はインターネットで
訃報確認しかしていなかったので100%失った気分です。(T_T)
ますますドメスティックな日本カトリックでございますわね。ヾ(`◇´)

晴のにいちゃんが 50 ってことに驚き。

〉ピオX会の言い分とカトリック側の言い分がまったく違う・・・云々

これはまずmaxさんが既に述べられている

 >今回の教令はピオ会にのみターゲットにして発布されたものでは
 >ありませんが、彼等は自分たちのためにと思っているのでしょうね

これですよね。彼らのためではなく、信者のためです。(当たり前だけれど)
そして自由化というのは彼らのためではなく、司祭の聖課のためです。
(当たり前だけれど)
そして、教義上の問題でルフェーヴル派にはまったく触れない、というのは
第二ヴァチカンの受け入れと従順ですよね。カトリック側に何一つ動く
必要はなく、受け入れるためには誰が動くのか、という観点を忘れては
なりません。
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