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すり鉢の底にドドーンとね
先日の ポワチエ初詣 の際、Cathedrale Saint Pierre 聖ペトロ大聖堂にも足を伸ばしました。ポワチエという所はフランスのあらゆる分野の歴史において重要なポイントなんでありますが、なぜか日本で発売されている旅本においてこのポワチエの大聖堂について書かれている本がありません。この初詣、私は旅本も持たず、観光案内所にも立ち寄らないままの探検でしたが、道ですれ違った人に「カテドラルはどこですか?」と尋ねても教えてもらった先がカテドラルではない別の教会だったりしました。
実際、カテドラルに辿り着くと、これまでフランス国内で見たことがないと言っていいくらい横広にどっしりとした造りの大聖堂で、しかも急な階段を下りなければ聖堂の玄関に辿り着けず、
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更に聖堂の玄関ドアが複雑でドアを開けると隙間無く再び重い木の扉があり、その扉を開けるといきなり急な下り階段。一日にひとりはこの坂道のごとく磨り減った石の階段から転げ落ちているのではないでしょうか?なんだか蟻地獄に落ちる蟻を思い出してしまいます。いくら歴史建造物とは言え、日本だったらこの状態のままの放置はあり得ないように思います。





✝ さて、すり鉢の底、大聖堂の中でございますが、✝
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聖堂入口からの眺めはまるでジュネーヴ、旧教聖堂を改装した新教の教会群のごとく清楚であります。日本人観光客向けの旅本で紹介しないのもなんとなーく理由がわかるかも。このように入口から眺めると祭壇は三重です。最も手前が現在使用されている聖堂(突き当たり左に見える白い椅子が現在の司教座)、その後ろの柵の向こうに第二ヴァチカン以前まで使われていた祭壇があり、
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今すぐ、オッケー (^_^)v です。

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司教座も威厳が満ち溢れまくってます。

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司祭席の上に、、見っけ。

この祭壇と司教座手前左右の司祭ベンチシートの上の木彫が面白く、見物客の多くが写真を撮っていました。祭壇に向かって右がこの世に存在しない動物、左が存在する動物でした。

兎にも角にも「あっさり、さっぱり」な印象のカテドラルでした。
ただ7、8月のヴァカンス中、午後3時から数時間だけTrésors トレゾー、つまり秘宝を公開しております。写真撮影はイケないようですが、うっかりシャッターを押しちゃった一枚。
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聖遺物の骨、骨、骨
額の中も骨だらけ。このような額が二枚、銅で作られた腕の形をした彫像やら十字架やSacred Heart の中に納められた聖遺物とかね、ごろごろごろ。
お宝を拝めて運が良かったとです。(^_^)
大聖堂から外に出て空を見上げると.......
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おフランス教会名物 Gargouille ガーグイユ (雨どい)

こ、こりはあまり大雨の日に見たくないかも。つられて一緒に吐いちゃいそうですわ。

le 13 août 2007, Hippolyte
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by ma_cocotte | 2007-08-13 18:11 | Promenons-nous! | Comments(6)
Commented by Leonie at 2007-08-14 12:21 x
むふふふ。目がきらきら。お宝だらけ~。ええもん見せてもらいました。

私はLeonieが修道生活をまっとうしたVisitationに1泊させてもらったことがあります。夕食後お世話してくださったシスターに「ぜひLeonieのお墓に詣でたい」と申し上げたところ連れて行ってくださいました。
ma soeurは地下聖堂入り口にあるガラスの箱を指差して「これは聖ナントカ様の全身の骨がおさめられています」とうれしそうに説明してくださいました。夜拝見するお骨はなんともいえませんでした。「土にかえしてあげて~」と思ったわたしはつくづく日本人やな~とおもいました。

聖遺物といえば、私の授洗教会は小テレジア様にささげられた教会なのですが、小テレジア様の記念ミサのときに聖遺物が小祭壇に置いてありました。聖体顕示台のようなものに入っていたのですが、小さすぎてなにがはいっているのかわかりませんでした。赤っぽいなにかだったので、「もしかして血痰?」って友達に聞くと「映画の観すぎ」と突っ込まれました。(笑)
いまだになにがはいっていたのかよくわかりません。
Commented by siojake at 2007-08-14 21:19 x
今から15年くらい前にNeversに行ったことがあります。
TV番組で偶々見たルルドのベルナデットさんのお姿に魅かれ、折りよくフランスぶらぶら旅行を予定してたもんだから、これは絶対!と。
その時持ってった資料は、旭屋書店で見つけた彼女の伝記、イエナ書房で買ったミシェラン・ブルゴーニュガイド(当然仏語)と六本木の観光局で貰ったブルゴーニュの宿一覧パンフ、トーマスクック時刻表。
日本語ガイドはお見事!全滅でした。

泊まった駅前の宿のおじさんいわく、日本人を見かけるようになったのはフランスGPがこの近所に来てからだよ~だって。
ヌヴェール、今はそれなりに紹介しているガイド本があるのでしょうか???

彼女にご対面した瞬間は、滝のごとく涙があふれてしまいました。思考回路が真っ白、その場でボーゼンと動けなくなって。
一緒に居た連れ合いに呆気にとられた程です。

ところで、前に頂いたコメントの番組は見逃してました…でも私の語学力だとちょっと苦しいかもしれない。URL、ありがとうございました。
Commented by ma_cocotte at 2007-08-14 22:28
> Leonie さま、実はこのカテドラルにおける「通好み(爆笑」のお宝
写真はまだあります。この二番目の祭壇の写真で目を凝らすと十字架が
見えますが、なんと両面にイエズスさまがかかっているのです。二人
十字架・・・・初めて見ましたわ。

小テレジアの教会って日本国内ですか?
赤っぽい何かとは何だろう・・・・やっぱ血痰?私もそう思ってしまいます。
リジューで見た小テレジアの美しすぎる巻き毛・・・あれはショックでした。
切り落とす勇気さえ私にはありません。
Commented by ma_cocotte at 2007-08-14 22:33
>siojakeさまもヌヴェールにいらっしゃいましたか。
私も一度だけ。
棺の中の小さなベルナデットにも複雑な思いが巡ったりもしましたし、修道院
裏のお庭が祈りの場として最高の雰囲気を携えていたように思いました。
そして聖堂そばの資料館の展示物が印象的でした。教皇さま宛ての書簡や
彼女の手荷物やら。ベルナデットは知れば知るほど生き方そのものから
学び取れるものが多い方だと思います。
Commented by siojake at 2007-08-16 22:21 x
ヌヴェールの修道院裏、とても静かなのに線路沿いなんですよね。
パリに戻る時に思いっきり見えてびっくりしました。

現地ではメジャーなのに日本のガイド本に出てなくて、というイイ場所ってどこに行ってもありますよね。
以前別の国の観光関連で持ってるような街に住んでいた時、そういう場所が日本の人にももっと知られて欲しいような、でもこのままにしておきたいような、複雑な気持ちだったのを思い出します。
Commented by ma_cocotte at 2007-08-17 03:05
> siojake さま、そういえばヌヴェールも線路沿いでしたね。
先日行ったポワチエ郊外のベネディクターンの修道院も線路沿いでした。

>現地ではメジャーなのに日本のガイド本に出てなくて、というイイ
>場所ってどこに行ってもありますよね。

おっしゃるとおりです。私が今住んでいる地方は日本の旅本に載っていない
地方なのです。ところが欧州では有名らしい。
南仏でも日本人が必ず行く観光地と欧米人が集まる観光地はまったく
別の場所であることが多かったです。
好みのツボが違うのでしょうか?
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