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弥生の長雨 « giboulées de mars »
先週半ばまで連日午後には20度近くまで気温が上がり、それは「五月の陽気」だったそうで、ピレネー地方など最高気温が23度と予想された日もありました。が、2月に「5月の陽気」って、そりゃあ、冬を耐え忍んで春をひたすら待つひとびとにとってはうれしいもので、ココんちも連日、軽装で犬の散歩にウキウキ出てもいました。

でも、やっぱりそれは二月の異常気象であり、弥生三月に入ってまもなく天候は冬に逆戻りし、先の週末などココんちあたりはテンペスト、冬の大嵐でした。一度、その冬の大嵐が静まったものの、この週明け4日の夕方から今にも雷がゴロゴロと鳴りそうな空模様と空気の流れになり、以降、毎日、雨、雨、雨に風。ただでさえ、空き巣被害以降、気持が沈んだままなのに、ココ数日の風雨でいっそうどよ~んです。

今朝、耳にしたのは « giboulées de mars » です。ジブゥレ・ド・マアス、三月の長雨とでも訳しましょうか。
いつだったか、どこかで私がこのジブゥレについて長雨を意味する、とコメントしたら、ジブゥレは氷雨で間違いないと意見をいただいたことがありました。私が初めてこのジブゥレという単語を知ったのは、今の土地、ヌゥヴェル・アキテエヌ地方に引っ越してからで、南仏では聞いたことがありませんでした。なぜ現在の土地で「ジブゥレ」を知ったのか。それはたまたま数か月籍を置いた移民向けの語学校で11月を迎え、連日雨が続いたのです。その時、ポワティエからいらした先生がこの長雨をジブゥレと呼ぶと教えてくださったのでした。そして、今、こうして3月に入り、連日の雨。これをジブゥレと呼ぶのではなく、「de mars 三月の」をジブゥレの後に付けるそうです。


調べてみたら、giboulées de mars に対し、11月の長雨は giboulées en novembre と表すそうです。メモメモメモ

で、今年。
先週にはほうぼうのお庭のアーモンドやアンズ、さくらんぼなどの木が花を咲かせてしまいました。おそらく5月並みの気温が数日続いたことで幹が勘違いしてしまったのでしょう。こういう年の果実はおいしく実るのかしら?

ココんちのサクランボの木は朽ちてしまいましたが、二月の終わりから先ずスイセン、続いてクリスマス・ローズ、ヒヤシンス、ムスカリと次々に大地から顔を出し、花を咲かせています。長雨のせいでうつむきがちになりますが、こういう時は讃美歌の「主にまかせよ」の歌詞を思い出して自ら励まし、春を待つ。ん、そだねー。

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le 7 mars 2019, Félicité



by ma_cocotte | 2019-03-07 01:33 | 『春』 Rien de special | Comments(0)
この齢にして「生まれて初めて」なのかも。
暦の上では既に春ですのに、
明後日には弥生三月となりますのに、
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なんぢゃこりゃあああ????
おそらく添付した図をクリックすると大きくご覧になれると思いますが、これ、きょう2月27日の朝、午前7時現在のフランス共和国本土の気温一覧です。ヌゥヴェル・アキテエヌ地方北部に位置するココんちあたりはマイナス12度。

先週末からシベリア寒気団が欧州を襲い始め、予報では今週はじめにフランス共和国本土もマイナス10度から12度になるでしょう、とは聞いており、このようにそのとおりなのですけれど、この図のちっこい字を拾うと、例えばスペイン国境のピレネー山脈のあたりにはマイナス21度とあります。そこから右方向やや上に目を動かすとイタリアとの国境沿い、アルプス山脈があるあたりなどマイナス38度!ひえええええええ。

私は既に棺桶に片足突っ込んだ齢でありますが、マイナス12度なんて「生まれて初めて」肌にあてる温度です。つやつやになるかなあ?


厳寒ではあっても今日もはれやかに過ごすぞっと。では~。


le 27 février 2017, Honorine


そうそうそう。
思い出したの書き忘れ。
この強烈な寒波のせいで共和国内の電力不足が予想されていますが、もし本当に不足した場合、ドイツ、スイス、スペインの三国から電力供給できることになっているそうです。これについてテレビの報道をぼーっと眺めつつ、私はあらためてフランスは大陸の中の一国で、島国日本とは異なるのだと実感しました。日本は島国だからどうしてもひとりよがりになりやすいし、その気のせいで強がりになってしまう。これは長所というより欠点に扱われることが多いでしょうね。互いに助け合う気持って何より大切だと私は思う。



by ma_cocotte | 2018-02-27 15:52 | 『春』 Rien de special | Comments(0)
どしゃぶりの雨の中
昨日はヴァレンタイン・ディでしたので、ココんちの仏人♂とお昼は外でお食事となりました。
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本当っに、今年は悪天候が続いており、この日も雨、雨、雨。(そして、一夜明けたこんにちは風、風、風)。「萎えてしまいそう」という言葉があてはまりそうになる自分が嫌になります。

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と、何から何までずずずいぃいいいっと美味しくいただきました。最後の最後に大好物のモンテリマの白ヌガアがあり、ぼかぁ、しゃあわせでした。

・・・・って、今年の旧教というか西方教会の典礼暦におかれましては、2月14日が灰の水曜日なので節制の第一日目になるのですが、この食事 ↑ ってどーよ? これを最後に、というか、同日の夜、午後7時に教会に行き、灰をおでこに塗り、わたしどもの節制が始まりとなりました。← って、だめぇ?

3月31日の日没まで紫色だねぇ。

le 15 février 2018, Claude la Colombière



by ma_cocotte | 2018-02-15 18:17 | 『春』 Rien de special | Comments(2)
この八月がつまらなくて良かった。
なぜかと言うと、わたくし、7月の一か月で2㎏も太ったのです。
恐ろしい・・・・
ですが、原因がいとも簡単に見つけられたことが、でお・ぐらあしあす。
先月は第一日目の結婚披露パーリーで始まり、酷暑の日やらそこここかしこのアペリティフコンサートにサーカス祭りを冷かしては、美味美酒を楽しんでしまい・・・それまでの日常とかけ離れた非日常の一か月を過ごしたら、結果「2㎏増し」ざます。

ちびまる子ちゃんの「っざっ!」と青ざめのごとくこの事実に青ざめたわたくしですが、ありがたいことにこの8月は何の予定もなく、以前の日常にいとも簡単に戻れるのです。とかなんとか書きながら、もし酷暑の日が訪れたら美味しい生ビールを探し求めてしまうだろうと容易に想像がつきますけれども、こんにち葉月八月第三日目まで8月に入ってからまるで秋のような陽気が続いています。ありがたや、ありがたや(と、「なんまいだ、なんまいだ」とお手手を合わせてな~む♪の同時進行でどうかひとつ)

2㎏増しの原因についてもそっとクビを突っ込むと、午後6時以降の飲食を続けたことが明らかな原因であります。
でもね、気温が30度を超えた日の夕方にそよ風を感じながら飲むビールくらいおいしいものはありません。
そのビールに合うのがソシソン。日本國で言うところのサラミです。この写真 ↓の中央奥に横たわっているのがソシソン。このお店ではソシソンを注文するとこうして丸ごと出てきて、添えられたナイフで輪切りしながらいただくスタイルです。この時はノワゼット(=ヘーゼルナッツ)入りのソシソンを頼みました。
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でね、ビール。
これ ↑ はキルケニー Kilkenny というアイルランドのビールです。
私はベルギーよりアイルランドのビールが好きかもしれません。
かの有名なギネスの黒ビールも大好物です。
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キルケニー、ギネスに共通した特長は泡がとてつもなくクリーミーなこと。なめらかさが他国のビールとは比べられないように思います。この写真の、ギネスをいただいた時は山羊チーズ入りのソシソンをいただきました。それは、それは、うんまーーーーかったです。

実はわたくし、若い頃からアイルランドにはそこはかとなく縁があり、今年の6月にアイルランド初上陸を予定していましたが、残念ながら私が予約したツアーの人員が満たず中止になってしまったのでした。これはかなりのショック事項ではありましたが、少し考えれば夢のアイルランドにいつか行く夢や希望を持ち続けられるので、双六で初めの一歩に戻ったつもりで実現に向け・・・祈るぞw

さーてと、お昼ご飯の準備に取り掛かろうっと。
いつもどおり、いつもどおり。平常心。


le 3 août 2017, Lydie





by ma_cocotte | 2017-08-03 17:26 | 『春』 Rien de special | Comments(0)
「そんなの、ありえなーい」ことにも屁理屈があったりする。
きょうの朝、フェイスブックを開いたら、在日フランス大使館 から【復活祭(Pâques, パック)には、たまごやうさぎ🐰など色々な形のチョコレートを見かけますが、それぞれに意味があります。】という文章と共にこんなお写真が届いておりました。
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なんだか今週はじめあたりから日本国内でクリスマス、ハロウィンに続いて復活祭商法が盛んになっていると話題が飛び交い出したところで、この話題のご提供。実にタイムリィであります。こういう理由を抜きに、知らせず、知らないまま、復活祭の賑わいだけ日本に取り込んでお金を稼ぐというのは、なんたる島国、なんたるドメスティック、なんたる国際的孤立でありましょうか。日本国民よ、たまごをたくさんいただいて、子供をたくさん産みましょう!が、日本国内で復活祭を広める理由に現在の日本政府が選びそうだよね・・・

「聖書なんて童話」「キリスト?なにそれ?」と失笑しながら言ったり、「ヒトは死んだらそれまで。(だから、地上天国で自己中心の繁栄幸福)」とか「一度死んだ人間が3日で生き返るなんてない、ない、ない」と信じているひとが多い日本で写真のように卵やうさぎにさえ意味が含まれている復活祭をどう生かすンだか。ちなみに復活祭直前の金曜日はキリスト教の宗派の中には「断食、絶食」を実行している方々もおります。商売あがったり~。

とかなんとか書きつつも、きょうびフランス共和国では幼児洗礼さえ受けていない白いひとの方が多いくらいで、土曜の日没から始まる復活徹夜祭において今年は4503名のオトナが受洗するのだそうです(フランスカトリック教会大本営からの 発表 による)。ですから、共和国内のキリスト教を知らない家庭では復活祭は年に二度ある「ファミリーデイ」だから、金曜夜から大騒ぎに突入されることもある。

今年の復活祭は正教と旧教が久しぶりに同日祝賀です。実におめでたいこってす。


le 14 avril 2017, Vendredi saint







by ma_cocotte | 2017-04-14 16:52 | 『春』 Rien de special | Comments(2)
三寒四温とか、
「冬来たりなば春遠からぢ」の言葉が脳内を巡るけふこの頃。
先週後半は汗ばむほどの陽気でしたのに、今週始めからまた悪天候となりかなり寒いです。
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この写真は先週末の初夏のような陽気のせいで一夜にして咲いたミニ水仙。今週に入っての寒さに早咲きしたことを後悔しているかもしれません。

一週間後の水曜日は3月1日。
今年の典礼暦では灰の水曜日にあたっており、四旬節に突入ざます。


le 22 février 2017, Isabelle







by ma_cocotte | 2017-02-22 23:15 | 『春』 Rien de special | Comments(0)
ようやく初夏を迎えられたのかも。
今年初めての庭メシです。
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先週はココんちあたりは無事だったものの、共和国内のほうぼうで深刻な水害に見舞われ、先の日曜日のロランギャロス(全仏オープンテニス)の男子決勝後の表彰式で、念願のグランドスラムを達成したヂョコヴィッチが表彰台に昇ると同時に銀色の空が割れ、太陽が顔を出し、あっという間に青空が広がり、その好天がこうして今日まで続いています。気温もぐぅうううんと上昇し、月曜午後から夏のような気候になりました(と言っても、最高気温は25度前後ですけれどね)。

このまま、いつもの6月の気候になり、気持ちよく夏至の日を迎えたいものです。

今度こそは冬物を洗濯し、仕舞うことができますように。


le 8 juin 2016, Médard
by ma_cocotte | 2016-06-08 20:02 | 『春』 Rien de special | Comments(0)
ぶ り 返 し
ううう、寒い。
暖房のスイッチを入れました。
一週間後に6月になるなんて信じられない。

ロラン・ギャロスが始まったのに、こんなに寒いなんて・・・。

le 25 mai 2016, Madeleine-Sophie Barat
by ma_cocotte | 2016-05-25 03:10 | 『春』 Rien de special | Comments(0)
春を待たずに、
カタツムリの赤ちゃんが次々とうぢゃうぢゃ誕生。
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買ったばかりの花苗のポットの隙間にびっしり。
こうして写真を撮るために太陽を拝ませてしまうと、数分後には全かたつむりが隠れ終えています。
かたつむりの徒歩速度はかなり早いです。

しっかし、4月も20日を過ぎましたのに、ココんちあたりはまだかなり寒く、ダウンコートをしまうことができません。今年は春の訪れを待たずにこうしてかたつむりが次々と誕生しているのか、それとも、ベイビーかたつむりがこうして現れ始めたのだからこんなに寒くても春が来たということなのか・・・うぅうううん、わかんない。

明日は4月最後の日曜日ぢゃ。


le 23 avril 2016, Georges

by ma_cocotte | 2016-04-23 20:51 | 『春』 Rien de special | Comments(0)
ああ、通り過ぎてしまった。
わたくしの諸事情で、先週の「聖週間 La semaine sainte」のほとんどを電脳域にかかわることができない場所で過ごしたので、いつのまにか復活祭のご慶事に触れぬまま今に至ってしまいました。
今年の聖週間、思い出しますのは昨年9月に旅したブルタアニュで出会った「イエスの埋葬」をお題にした彫刻でした。

いずれの小村の聖堂にも特長ある彫刻を見つけられるものですが、こちらサン・テゴネック Saint Thegonnec の木彫には驚かされました。
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残念ながらこの写真 ↑ 、私の一眼でもコンデジでもうまく納めて撮影することができませんでした。特長はイエスの御顔が映し出された布を持つ聖女ヴェロニカがいるところ。
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われらが、ヴェロちゃん (左の女性)

よその同様のお題の作品には聖女ヴェロニカが登場することはまずありません。私個人が長年、聖女ヴェロニカにらヴなので、この作品に出会えたことはちょっとうれしかったです。ちなみに、この彫刻は1702年頃のものです。


お次はランポル・グィミリオ Lampaul-Guimilliau 村の聖堂内で見つけた作品。
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まあ、普通の作品でしょうか。ザ・ブルタアニュとは呼べない気がしますけれど、なんとなく右の男性が持つ亜麻布がこれからイエスさまの頭に向かってかけられて、それが「聖骸布」になったのだな(現存する聖骸布の真贋は横に置いて)と思うと、2000年の時を実感しますね。



さて、次に控えしはこれぞザ・おブルタアニュな聖堂敷地内の石彫刻から。
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グィミリオ Guimilliau 村の教会敷地で見つけた「イエスの埋葬」
往年の淀川長治さんのように心をこめて「いいですねぇ」とつぶやきたくなります。
この彫刻の全体はこうなっちょります。
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彫刻の周りをぐるぐると周りながら、探してみてください。
というより、ぐるぐる周りながらひとつひとつのエピソードを思い描き始めると、自然と祈りやら黙想やら、私たちそれぞれのお好みの世界にいざなわれるように思えます。

・・・と、ご復活のご慶事から三日過ぎてしまったので、今更の無効か・・・・。



le 30 mars 2016, Amédée

by ma_cocotte | 2016-03-30 18:09 | 『春』 Rien de special | Comments(0)