土曜日の午後,コートダジュールのちょと手前まで。
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・・・・ほけー・・・・
今にも雨が降りそうな空模様で朝が訪れた3月19日土曜日,午後になって太陽が顔を見せ始めたので思い切って地中海岸の町 Bandol バンドルSanary sur mer サナリィ・シュル・メール に日帰り旅行をしてきました。ここからイタリア国境に向って60kmくらいです。この2つの町は先日紹介したCassis カシの先,軍港都市Toulon トゥーロンの手前に位置します。地理的にはプロヴァンス地方に属しますが町並みはCôte d'azur (コートダジュール,紺碧海岸)に近いと言われています。
バンドルの海岸では早くも折りたたみ椅子を持ち出して地中海を眺めながら日向ぼっこをする人々を多く見かけました。ココんちの車のトランクにも折りたたみ椅子,テーブル,パラソルは常に積まれており,ピン!と来た場所に出会ったらすぐ車を止めて小休止をすることにしています。

こちらはBandol バンドルの市役所です。
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建物も,Hôtel de Ville (オテル・ド・ヴィル,市役所)の文字も,門柱も,アールヌーヴォーっぽくて惹かれました。
そこはかとなくコルヴィジェのようでもあるかも?

バンドルから右手に地中海を眺めながら海岸線を辿ってトゥーロン方面に向うとサナリィ・シュル・メールの町があります。
が,なんとサナリィを目指す私達の車の前方にこんな感じ(↓)
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なんと二頭立ての馬車の荷台に乗った青年達でした。対向車線の車が途切れなかったのでしばらく馬車の後に従っていたモンココ&マココットです。
気にしない,気にしない♪
10分足らずでサナリに到着です。

こちらはおそらくサナリ・シュル・メールの市役所です。
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時計台の下には "Anno1890" とイタリア語による表記です。ラテン語かもしれません。

土曜日の午後だったせいか思ったよりもおもしろい小旅行ができたので数度に分けて記すことにします。春を待つ地中海の西岸を楽しんでいただけたらうれしいです。b0070127_2273096.jpg




【素っ裸でフルートを吹く青年の銅像】

普通,素っ裸で笛を吹くか?
いや,フランス人なら吹くのかもしれない。

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# by ma_cocotte | 2005-03-20 04:20 | Promenons-nous! | Comments(32)
春が来た,春が来た,どこに来た?
どうも ココんちに春が来たらしい。
b0070127_22213892.jpgローズマリー(Romarin,ロマラン)は私が大好きなハーブだ。南仏ではラヴェンダー(Lavande,ラヴァンドゥ)と共に道傍でお気軽に群生している。ローズマリーはラヴェンダーに比べると薬草に近い野性味のある香りを持ち,嗅いだヒトを元気にさせるものだ。
さてココんちがちょこんとある南仏プロヴァンス地方は日曜日から急に暖かくなり始め,おとといから連日20℃以上の日中最高気温を出している。テレビで天気予報を見ると大西洋岸のラ・ロシェルは既に25℃,超ウルトラ高級リゾート地ビアリッツでは海水浴ができるそう。ヤだ,それって夏ぅ?なんと地中海側の南仏より暑い大西洋岸なのだ。Mint à l'eau (マンタロ,ミント水)がおいしく感じられる季節の到来!やったね!
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ちゅーッルちゅるちゅる♪

・・・・・・ぢゅぢゅるぢゅっッヂュっぢゅーぅ

コップの底をストローで吸いすぎ
「もうどうにも止まらない」
季節が良くなるとココんちの猫三匹はベランダに好んで出るようになる。今朝もうれしそうに出て行くので一緒に出てみたら,なんとココんちのローズマリーにも花がついていた♪ 
このローズマリーは数年前,近所のスーパーに向う途中の遊歩道で折れかけた枝を見つけ,ココんちに持ち帰って挿し目をしたら簡単に根付いたものだ。

10年以上フラワーアレンジメントの勉強をしていたこともあり,ベランダ演芸,もとい園芸は私にとって長年の趣味。ココんちに住むようになってからもチビリチビリと勤しんではいるが花も生き物,失敗と成功の繰り返し。花と共に私の心も成長し続けている,これぞ,まさに園芸療法(Gardening Therapy)である。

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この春,ココんちのベランダは既にクリスマスローズが多くの花を結び,こうしてローズマリーも花をつけた。ベランダに並んだ20近い植木鉢を見渡すとミントの枯れ枝から新芽が,薔薇も株を増やし,クレマチスも固い芽を出した。美しい花をつけたら順に紹介していきたい。

来る3月27日は復活祭だが,復活祭を待たずにココんちのプリムラが満開になった。
黄色と紫は復活祭のシンボルカラーである。

これもまた復活祭の準備になるのかしらん?
うふっふっふ♪

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# by ma_cocotte | 2005-03-19 00:36 | 『春』 Rien de special | Comments(43)
もういい加減にしてっ! またあなたなの!?
・・・何これ?
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「何これ?」って,あーた
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いつもの Milka です。
こんにちはMilka Noisettes Entières ミルカ 丸ごとヘーゼルナッツ入り を選びました。
シュレックが「どう?買ってみない?」と顔を出しているのが今回の購入の決め手。夫はシュレックを他人とは思えないそうです。私には同一人物に見えますが。
隣町のカルフールで4枚入り2.94ユーロ (約406円),買うしかないでしょう。
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かぢってみたら
「あんれまぁ!ゴロっとゴロゴロ」
丸のまんま
噴き出るンなら噴き出てください。
「遠慮はいらなくてよ」とボリボリゴックン。ムッフムフムフ。
Milkaはドイツのチョコレート。(オーストリアだとずっと信じていた私である)
本国のMilkaサイトが復活祭に向けていつもにも増してかわいらしいです。
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# by ma_cocotte | 2005-03-18 00:28 | The ou Cafe? | Comments(57)
フランスの朝は残パン整理で始まる。
過去に何度か「フランスの朝食はさぞかし美味しいのでしょうね?」と友人や知人から聞かれたことがあります。更に「朝から焼き立てのクロワッサンとカフェオレなのでしょ?」と言葉が続くこともしばしば。確かに観光地のカフェの朝食はオレンジジュース,カフェオレかショコラ・ショ(ホットココア),クロワッサン,タルティーヌと呼ばれる縦割りに切ったバゲットとジャム&バター)という内容です。毎日カフェで朝食を取っているなんてよほど「特別」か「ワケあり」なヒトでしょうね。ちなみに同じメニューでも南仏エクスのカフェの朝食はパリのカフェの朝食の1/2の値段,マルセイユのカフェならエクスより更に安く食べることができます。
早朝薄暗い外を眺めるとムッシュウが買ったばかりのバゲットを抱えて歩いているのを見かけることがありますが,フランスのごく普通の家庭では前日夜に余ったパンを朝食で消化することが多いのです。例えばこんな感じ(↓)。
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左上Biscotte  ビスコット (ラスクのようなもの)
左下Pain  簡単に腐ることができないパン 
(写真はGâche vendéenne ガシュ・ヴァンデエンヌと呼ばれるVendéeヴァンデ地方特産のブリオッシュ)
右上Café au lait  カフェ・オ・レ
右下Confiture et beurre  ジャム&バター
(バターは前日夜に冷蔵庫から出し柔らかくしておくのが通)
他に,Jus de fruit  ジュース(オレンジ,リンゴ,マルチヴィタミンなど)
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さてここで【フランス人の朝食作法】
を紹介いたしませう。まず前日夜のかたくなったパンにバターをべっとり,その上からジャムをべっとり乗せます(写真右)。
それをカフェオレにどぼっと漬けて口に運びます。入れたてのカフェには見る見るうちにバターの脂による極彩色の弧が描かれます。パンを食べ終わり,残ったカフェオレに角砂糖を落とし,一息に飲んで朝食は無事に終了。
ま,傍で見ている日本人のわたくしからはっきり言わせてもらいますが,

Dégueulasse! デギュラァス! おえーーっっ!

漬け具合に失敗してジャムがドボンとカフェに落ちた日にゃあ・・・Oh là là!
カフェボウルの底からカフェが絡まったジャムがどろりと出たらリンダさんが困っちゃいます。
私もかつて怖いもの知りたさで一度だけマネをしましたが,砂糖入り脂こってりの生ぬるいカフェはまずい。(きっぱり)
しかも節約好きかつ時間のないフランス人はインスタントカフェや粉末チコリカフェ,ネスクイックのいずれかに粉ミルクをいれお湯で溶いたものを飲んで済ませます。おそらく日本人がフランス家庭にホームステイをしてまず驚くことはこの朝食の質素さでしょう。何が何でもフランスにかぶれたい方にはこの作法で朝食を召し上がってみてはどうでしょう? これぞ,まさにフランスです。

そんぢゃ美味しいバゲットはいつ食べるの?
となりますが,お昼や夕食のおいしい料理と一緒に食べます。花の都おパリはともかく地方都市ではパパもママンもお昼は家に戻って子供と一緒にきちんとした食事する人が今でも多いフランスです。おいしいサラダや惣菜とカリカリモチモチの焼き立てのパンは本当に合います。
「・・・生きてて良かった」

そんぢゃそんぢゃクロワッサンは?
クロワッサン,パン・オ・ショコラやブリオッシュはViennoiserie(ヴィエノワズリ)と呼ばれ,Quatre heures(キャトルー,おやつ)に好んで食べます。ママンが途中のパン屋さんでヴィエノワズリを買って学校まで子供を迎えに行ったりします。もちろん朝食だけではお腹が満足しないワケーモンが出勤途中で買って歩きながら食べている姿もよく見かけます。というわけでおいしいヴィエノワズリがパン屋さんで買えるのは午前7~8時頃そして午後4時頃です。

私が朝食で好んで食べるものはフランスで見つけた摩訶不思議ですが,それはまた次の機会に紹介させていただきます。
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# by ma_cocotte | 2005-03-17 00:36 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(25)
「何でも」買えそうで買えない仏蘭西。
b0070127_20524874.jpg先月26日から3月6日までの9日間,花の都おパリで Salon International de l'Agriculture 2005 農業国際見本市2005 (←ぜひクリック。画面を見るだけでも楽しい!英語も選択できます)が開催されました。毎年恒例のこの大見本市は大統領をはじめとするほぼ全閣僚が訪問することもあり,ニュースでも連日この見本市の話題が取り上げられます。会場にはフランス全土(太平洋,インド洋,大西洋上の海外県を含む)から全ての農産物と加工品が所狭しと並び,牛,豚,羊などの家畜も動物園のように「出展」されるため,毎年この見本市を心待ちにしている家族連れや美食家が多く存在します。入場料を払って各店をくまなく訪ねれば最高品質の食材の試食でお腹いっぱいですもん♪
スケジュール分刻みの大統領閣下まで必ずおみ足を運ぶ農業見本市がなぜこれほどまでに盛り上がるのか?それはフランス共和国が欧州一の農業国だからであります。毎年この見本市に政府が「国家の威信」をかけているのも当然です。
なんとフランスの食料自給率 は75%
凄いですねぇ,びっくりしましたねぇ。
ちなみに日本の食料自給率は約40%,先進国で最下位です。

この国際農業見本市のニュースが流れる度に私が思い出すことがあります。
数年前,日本に住む友人から日本で購入が難しくなったLiebig社のコンソメを送ってくれないかと頼まれたことがありました。彼女が独身時代に旅行したイタリアでこのコンソメを見つけて以来,彼女はこの味に惚れて愛用していましたが,狂牛病騒ぎでいつも購入しているデパートが突然このコンソメの輸入を停止してしまったが故の「お願い」でした。
Liebig の名前はスーパーでテトラパックに入ったスープをよく見かけるので私も知っていました。そして私の住むMarignaneからパリまでは車で10時間近い旅になりますが,イタリアとスペイン各国境までは車で3時間という近さですし,南仏の住人はフランス系よりイタリア系,スペイン系の方がはるかに多いので,彼女がイタリアで見つけたものは南仏で簡単に手に入るだろうと見込んで私も快諾しました。ところがスーパーマーケットはもちろんデパートにも,イタリア人が経営するイタリア食材店にも,Liebigのコンソメは売っていませんでした。私が訪ねた店は軽く30軒以上・・・でも見つかりませんでした。
フランスで買えるコンソメのブランドはMaggi (マジ,日本の"マギー")かDucros (デュクロ),またはスーパーマーケットオリジナル製品です。おそらく首都おパリや美食都市リヨンに行けば友人からの依頼品もどこかの店で購入できるのかもしれません。

その後,私が今一度熟考してわかったことは,コンソメはConsomméと書く,つまりフランス語です。コンソメの発祥がフランスだからこそフランス語のまま世界で「コンソメ」という言葉が使われているのでしょう。フランスで生み出された食品で,かつ食料自給率75%ならば隣国とはいえイタリアからコンソメを輸入する必要はまったくありません。しかもLiebigという語から連想するとこの会社の発祥はイタリアでもフランスでもありません。実際私もGoogle Franceで”Liebig"のKW検索をかけましたが一社も見当たりませんでした。上のDucrosのHPを見てもわかるように,日本ではマコーミックというブランドで売られているものが欧州ではDucrosというブランド名に変わっています。ブランド名変更はDucrosに限ったことではありません。つまりLiebigのコンソメがフランスでは別名で売られている可能性があります。

フランス人はヴァカンスを兼ねてイタリアによく行きますが,お土産として買ってくるものはフランスよりはるかに安く手に入るものやフランスでは見かけない品物です。フランスとイタリア国境を越えるにはアルプス連山がレマン湖から地中海沿岸のヴァンシミル(イタリア語ではヴァンチミリ~ア)まで続いているので有料道路または長く険しい山道を抜けねばなりません。それでもイタリア人がフランス食料品を,フランス人がイタリア食料品を買い求めるためわざわざ国境を越えるのもお互いの国が自国の農産物を守っているがゆえです。
欧州各国のほとんどが地続きなのでフランスの食料売場にスペイン,イタリア,ドイツ製が並ぶことはありますし,フランスで生産される生鮮食料品より廉価な輸入品が並ぶこともしばしばあります。が,消費者が喜んで輸入品を買うようになると,すぐさまフランス国内の農業従事者が「国が自国産物を守らないとは何事か!?」と叫びながら輸入を甘く見た国家に対して反乱を起します。国民が国産品を優先して購入するのは当然と言えば当然です。しかもフランスの農産物は何もかも本当に美味しいので他国を頼る必要はないのです。

こんなフランスとは対照的に今の日本國は世界中のありとあらゆる超一流品がお金さえあれば簡単に手に入ります。果たして世界中の食料が簡単に買える日本國というのは国際的には自慢になるのかどうか・・・国民も考えないといけませんね。
フランスで日本より便利なことは「世界中のおコメが買える」ことです。

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# by ma_cocotte | 2005-03-16 00:52 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(59)